2022年12月2日金曜日

勉誠出版社より陰陽道史研究の会 編による書籍が刊行されます!

  この度、勉誠出版様より発刊されている『アジア遊学』278号は、陰陽道史研究の会 編による『呪術と学術の東アジア 陰陽道研究の継承と展望』というタイトルで、陰陽道研究の現状と、最新の研究結果を特集した一冊となります。発売は12月中を予定しておりますので、是非ともお手に取っていただければと思います。


勉誠出版 アジア遊学 278

『呪術と学術の東アジア 陰陽道研究の継承と展望』

陰陽道史研究の会 編

定価:3,300円(本体 3000円)


★ご注文・申し込みは 勉誠出版ホームページ

https://bensei.jp/


★書籍情報と注文ページ(勉誠出版HP内)

https://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&cPath=2&products_id=101352


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内容紹介

※勉誠出版HPより引用

【詳細】

 災いや病の原因を探り、まじないや呪術で不祥を避ける......生きる上での普遍的な課題に対する知恵であり、人々の生活に密接に関わる文化であった陰陽道。

 朝廷や幕府など各時代の権力者と密接に結び付きつつも、地方や民衆間にも広く伝播し、日本文化史に大きな影響を与えた陰陽道はどのように発展していったのか。
呪術として、学術として、また東アジアにおける位置付けなど、多角的な視点により、深化、活性化していく陰陽道史研究の動向を追う。


【目次】

はじめに 陰陽道史研究の会
【序論】陰陽道研究の展望―その性格と概念をめぐって 山下克明
【総論】中世仮名暦と『簠簋内伝』 山下克明

Ⅰ 呪術としての陰陽道
陰陽道の呪術と民俗信仰との繋がり―まじない呪盤書をもとに 松山由布子
『簠簋内伝』と祇園社―その関係性について再考する 鈴木耕太郎
五山文学にみる賀茂氏と泰山府君 野口飛香留
中世における陰陽道祭祀の展開―雷公祭・風伯祭を事例に 赤澤春彦
陰陽道の神々と呪術―変貌する「土公神」をもとめて 斎藤英喜
【コラム】備後地方の晴明伝説と〝末裔〟たち 木下琢啓
【コラム】和泉地方のまじない資料と信仰 細田慈人
【コラム】いざなぎ流・病人祈禱の呪術 梅野光興

Ⅱ 学術としての陰陽道
陰陽師による天文道・暦道の兼帯について 細井浩志
平安時代の陰陽師説話――『今昔物語集』の晴明のまじないの前後 中島和歌子
近世前期の占いの「学術」の一側面―『簠簋』の解説書を中心に マティアス・ハイエク
江戸時代の陰陽道認識と陰陽師―呪術書と重宝記― 梅田千尋
【コラム】古代の東国における陰陽師 山口えり
【コラム】中世日本の陰陽道と地震 濱野未来
【コラム】「相地」における知の更新――「四神相応」言説を通して 中村航太郎
【コラム】暦注の「正しさ」をめぐって――『簠簋内伝』へのまなざし 馬場真理子
【コラム】日蝕予報と暦家 吉田拓矢
【コラム】近世の反閇儀礼 詫間直樹

Ⅲ 東アジアという視点
「東アジアという視点」から考える陰陽道 水口幹記
唐の李淳風の『乙巳占』 田中良明
『礼緯含文嘉』の諸伝本と近世における天文五行占書の流布 佐々木聡
中国現存最古の伝世択日書『弾冠必用集』について 大野裕司
陰陽道の独自性と東アジア性―「陰陽師」と「陰陽生」の比較を中心として 張麗山
【コラム】「歩天歌」と中国・朝鮮・日本 髙橋あやの


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